音楽は好きですか?
耳に入ってくる音楽、それを自分自身の手で奏でる経験は特別です。
小さな子どもたち
“楽器は6歳までに始めなければ遅い。“ という言葉をよく聞きます。
これまでたくさんの子ども達に音楽を教えてきましたが、たしかに幼少期ほど土台は作りやすい。
音楽の基礎である、リズム感・音感は年齢を重ねるほどに新たに身につける事は難しくなります。
土台をしっかり作ってあげたいのであれば、早く始める事は大きな意味を持ちます。
私は幼い子たちにピアノを教えるとき、早く上達する事に重きを置きません。
土台作りはゆっくりとていねいに。その過程はあまり目には見えないでしょう。
ただし、しっかりとした土台ができた時、そこからの成長ははっきりと感じられるはずです。
成長した中学生・高校生
たくさんの習い事がある現代。幼少期から習い事を始め、小学生の間は色々な習い事に忙しくしている子も多いです。そんな子達も、ほとんどは小学校卒業と同時に習い事も辞めてしまいます。塾と部活に忙しくなるからでしょう。
本当にもったいなく残念に感じます。土台作りが終わった時から、本当の楽しみが始まるのですから。
中学生にもなれば好きな音楽のジャンルもはっきりとしてきます。クラシック、ポップス、ジャズetc..好みは人それぞれです。
当教室では中学生以上の生徒さんには、弾きたい音楽や練習ペース、レッスンに通いたい日など、個々のリクエストをしっかり把握し無理なく通えるようレッスンを行っております。長く音楽を楽しめると嬉しいですね。
人生をもっと豊かに、大人から始める音楽
私は3歳からピアノを始め、音大に進み、演奏と講師を続ける中で音楽・楽器から離れる事はこれまで一度もありませんでした。ですが、本当に心から音楽を楽しめるようになったのは30歳を過ぎてから。音大生時代も音楽に没頭はしていましたが、どこかに義務感を感じていたのかもしれません。30歳を過ぎて、義務感から開放された時に初めて純粋に音楽を聴く事も演奏する事も楽しいと感じました。
教室に通ってきている大人の生徒さんはそんな人達ばかり。ただ一緒に音楽の話をするだけで笑い合える。大人のレッスンはそんな時間と空間です。